徐志摩[18971931]は、20世紀近代中国新詩運動の代表的な詩人、浙江省海寧出身。
英、米両国で政治・経済のほかに近代詩などを学び、帰国後、「詩鐫(しせん)」「新月」を刊行し、新詩運動に尽力。
波希民(ボヘミアン)詩人として、英米、日本などを放浪し、北京文壇の寵児として数々作品を発表しました。
代表詩集は「志摩の詩」「翡冷翠の一夜」など。

「再別康橋(さらば、ケンブリッジ)」は徐志摩中の代表的な詩作の1つで、中の名句「轻轻的我走了そっと ぼくは去ってゆく)」は
淡いタッチで描き出したクールな一面をもって、今でも若者の間で人口に膾炙しています。

留学先のケンブリッジでの思い出を「再別康橋」として発表した後、36歳のとき飛行機事故で落命。
恋多き放浪詩人の最後が飛行機事故で、ドラマチックを絵に描いたような生涯の中、魅力溢れる詩を書き続けました。

 朗诵欣赏《再别康桥》
 

轻轻的我走了,正如我轻轻的来;
我轻轻的招手,作别西天的云彩。

那河畔的金柳,是夕阳中的新娘;
波光里的艳影,在我的心头荡漾。

软泥上的青荇,油油的在水底招摇;
在康河的柔波里,我甘心做一条水草!

那榆荫下的一潭,不是清泉,
是天上虹揉碎在浮藻间,沉淀着彩虹似的梦。

寻梦?撑一支长篙,向青草更青处漫溯,
满载一船星辉,在星辉斑斓里放歌。

但我不能放歌,悄悄是别离的笙箫;
夏虫也为我沉默,沉默是今晚的康桥。

悄悄的我走了,正如我悄悄的来;
我挥一挥衣袖,不带走一片云彩。

 ピンイン・訳文付き(ご参考まで)
zhì   Zài bié Kāng Qiáo  
徐志摩 「康桥との再别」
Qīng qīng de zǒu le   zhèng qīng qīng de lái  
qīng qīng de zhāo shǒu   zuò bié tiān de yún cǎi  
西
軽くぼくは去ってしまう   ぼくが軽く来たる如し
ぼくは軽く手を招き   天辺の彩云に别れの挨拶をする
pàn de jīn liǔ   shì yáng zhōng de xīn niáng  
guāng de yàn yǐng   zài de xīn tóu dàng yàng  
その河畔の金柳は  夕焼けの中のお嫁様であろう
波光中の艶姿の影は  ぼくの心中で荡揺する
Ruǎn shàng de qīng xìng   yóu yóu de zài shuǐ zhāo yáo  
Zài kāng de róu   gān xīn zuò tiáo shuǐ cǎo  
软泥の上のあんずは   油油と水底で振る舞う
康桥乃软波の中で   ぼくはむしろ一本の水草になりたい
yīn xià de tán   shì qīng quán  
Shì tiān shàng hóng róu suì zài zǎo jiān   chén diàn zhe cǎi hóng shì de mèng  
その楡の阴の下の潭水は  清泉ではなく
天辺の虹が浮游藻の间に散らばり   虹のような夢を沈ませているのだ
Xún mèng   Chēng zhī cháng gāo   xiàng qīng cǎo gèng qīng chǔ màn  
Mǎn zài chuán xīng huī   zài xīng huī bān lán fàng  
夢探し? 一本の长い蓬を支え  青草の青い奥迄伸びと遡り
星の清辉を船に満载しながら   星の清辉の中で放歌するのでは
Dàn néng fàng   qiāo qiāo shì bié/biè de shēng xiāo  
Xià chóng wèi chén   chén shì jīn wǎn de kāng qiáo  
けれど、ぼくは放歌するつもりはない  静かは別離の笙なので
夏虫もぼくのために沈黙している  沈黙こそ今晩の康桥なのだ
Qiāo qiāo de zǒu le   zhèng qiāo qiāo de lái  
huī huī xiù   dài zǒu piàn yún cǎi  
静かにぼく去ってしまう   ぼくが静かに来たる如し
ぼくは袖を揺らし揺らし  一片の彩云も連れていかない
              

          《再别康桥》 中国の中学生語文(国語)練習問題にチャレンジしよう!
          
          徐志摩の詩作鑑賞(中国語

 (歌:女声)再别康桥/柯以敏   歌詞
 (歌:男声)殷正洋 再別康橋 live    歌詞
 
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