文化コーナー: まだまだ寒い、韓国で有名な食べ物は?
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韓国の寒い冬を打ち勝つ方法!それは、昔から冬になると登場する屋台グルメです。道端でよく見る붕어빵プンオパン(韓国式たいやき)や焼いもなどを食べれば冬の寒さも吹き飛びます。冬を過ごすための冬のグルメを見ていきましょう!
★冬の屋台グルメ★
冷たい風が吹き始めると道端に人気のおやつの焼きいも、焼き栗、ホパン(韓国式蒸しまん)、プンオパン(韓国式たいやき)などが見られるようになります。こうした屋台グルメは、屋台だけでなく、高級レストランにもあったりもします。
韓国人にとっては思い出の食べ物として、旅行者にとっては寒さを忘れて味わえる体験としても楽しめます。伝統的な韓国の味を体感して、あたたかい冬を過ごしてください。
「プンオ(鮒)パン」または「黄金インオ(鯉)パン」などと呼ばれるプンオパン(韓国式たいやき)は、もち米粉のためホパン(韓国式蒸しまん)よりもモチモチしています。プンオパンはソウルの街で多く見られます。香ばしいパンと甘いあんの香りのプンオパンは、4~5個で2,000ウォン程度です。
★★一口メモ★★
韓国ではプンオパンの食べ方で性格判断ができるという話があります。
<質問>あなたはプンオパンを頭から食べますか?それともしっぽから食べますか?
<答え>頭から食べる人は、ポジティブで情熱的な人、しっぽから食べる人は感受性が豊富で、ロマンチックで流行に乗る人だと言われています。
嘘か本当か、食べる時に一度試してみたら面白いかもしれませんね。
★ホパン (韓国式蒸しまん)★
日が暮れるのが早くなり、風が冷たくなり始めたら、店前にほかほかのホパンを陳列する店が増えてきます。まさにホパンは、韓国に冬が到来したことを表すサインです。冬だけのものではないですが、なぜか冬以外にはあまり目立たない存在です。蒸したてのほかほかの湯気を出すホパンは、あんこや野菜、ピザ、カレーなどさまざまな味があります。1個700~1,000ウォン程度でコンビニや小型のスーパーにあります。また、道端のスタンドや市場でも蒸しまんが売られています。
★焼き栗と焼いも★
秋冬は焼き栗と焼いもの季節です。焼き栗は完全に焼けるまでに時間がかかります。しっかりと焼かれた栗は味もよく、皮もむいているので食べやすくなっています。焼き栗は紙の小袋単位で売られていて、1袋2,000~3,000ウォン程度です。(袋の大きさや量によって変動あり)
焼いもは鉄製の筒で焼かれます。焼きいもは蒸したものよりも甘く、熱いうちに食べるとさらに美味しく感じられます。大きさごとに値段も違いますが、2~3個で2、000ウォン程度です。焼き栗と焼いもは住宅街や地下鉄駅、学校の近くで売られています。
★トッポッキ★
トッポッキは、韓国で最も有名な食べ物のひとつです。材料は、ソルラル(旧正月)に切って煮て食べる細長い白い餅(カレトク)です。このカレトクと練り物や野菜、コチュジャンソースを入れて火を通した料理で甘辛い味が特徴です。韓国の人は、屋台でトッポッキを食べるときに、無料のおでんスープと一緒に食べるのが普通です。この組合わせは、寒い冬に体を温めて、空腹を解消してくれます。こうして子どもから大人まで老若男女に愛されています。明洞や鍾路のような人通りの多い通りで売られていて、1人分2,000~3,000ウォン程度です。
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これは?チーズトッポッキ
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★おでん(韓国式おでん)★
冬に人気の屋台グルメの定番である韓国式おでんは、魚肉をすりつぶして平たくした韓国式おでんを細長い串に刺し、大根や昆布などでだしをとったスープに入れて長時間煮込みます。辛くないので子どもや辛いものが苦手な人にも向いていて、トッポッキを食べた後に辛さをやわらげるのにも最適です。
美味しいおでんを食べるには長時間煮込んだものを選んで醤油に付けて食べます。またスープは紙コップについで飲みます。1個500~1,000ウォン程度です。
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キムチおでん?!ありあり
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★ホットク★
ホットクは甘みがあり、冬によく食べられるおやつです。ソウルの仁寺洞(インサドン)では1年中ホットクが売られていますが、他の場所では冬のみ登場することがあります。ホットクは小麦粉やもち米の粉をねって丸くし、その中に砂糖やピーナッツ、シナモンなどを入れ、油を引いた鉄板で平たくして焼き上げます。食べる時は、中の黒砂糖が溶けて流れ出てくる場合があるので、気をつけながら食べることをおすすめします。大きさによって変動はありますが、1個700~1,000ウォン程度です。
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