色紙に指文字を書く唐さん


親指で素早く「夢」


小文字は小指でサラサラ


鮮やかな指使いを讃える見学者


拳を使って書いた作品


かすれ具合も伸びやかな「寿』


展示会場の見学者


国内唯一の指文字指導者として活動を続ける中国人書家が、右手5本の指で毛筆と同じように文字を書く大変珍しい「指文字書道展と実演」を「そごう呉店」5階イベントプラザで開催。26日(火)まで。


指文字書道展を開催した唐 懐岳さん(43)は、20年前に習い始め、6年前に指文字書道の普及活動を通じて日中友好関係を深めたいとの思いで来日。宇都宮市を拠点に活動を続け、これまでに全国36箇所で展覧会を開催した。赤いチャイナ服を身に着けた唐さんは、見物客が見守る中、色紙に「夢」「竹天」などを親指や小指を使って素早く書き上げ、拍手が沸き起こった。指文字は中国で10世紀ころから盛んになり、今でも1,000人くらいの書道家がいると云われているが、パソコンの普及で廃れつつある。